修業期間を経て、2000 年9 月納棺師となりました。 21 歳当時の私にとって死とは無縁なものでした。様々な体験や経験をするうちに、肉体の終わりは遅かれ早かれ必ず訪れるという事。 人の寿命は十人十色で老若男女、いつでも誰しもがそのリスクを背負って生きているという事を、改めて感じました。 それからの私は生老病死を極力恐れる事なく、一日一生のつもりで与えてくれた時間を全力で生きることを決意しました。 私を納棺師へ導いてくれたすべての出会いと出来事に感謝し、一生修行の精神でその極みを目指すことを誓います。